スミヨシです。
株探、っていう投資ガチ勢御用達のサイトがあるんです。
そこでニュースになっていたのですが、ゾフルーザがインフルエンザ予防の適応が通ったみたいです。
ほんと株してる人はよく勉強してますよね。。
ただ、残念ながら、一瞬塩野義製薬の株価は上昇した気もしますがそのあと普通に下落していました。
ゾフルーザは一回投与の経口薬でインフルの治療ができる、と話題になりましたが、副作用もよくわからないし、タミフルに勝っている部分がないので、正直今のところはなかなか使いどころのない薬です。私は使用歴ありません。
内科ガチ勢はみんな嫌いなゾフルーザです。
まあ、嫌いって感情論ではなく、科学的には使用する根拠に乏しいのです。
個人的には1回投与で済む、っていう点のみは魅力的なので、限定的に覇権をとる可能性もあるかな、とは思いますし、入院しないけどコンプライアンスの怪しい高齢者では採用の余地があるかも、とは思っています。
予防投与も適応がいろいろありますが、今回のゾフルーザも、タミフルとくらべてどれくらい予防できるかわからないのです。
原則として、効果がタミフルに劣っているならば、飲みやすさが勝っていたとしても使わない方がいいです。目的はインフルエンザの予防なので、そこで負けているなら、使用の余地はほとんどない、と考えるのが普通です。
院内でインフルのアウトブレイクが起きたときに、多分感染にくわしい人の指示で、予防内服とか患者さんに処方することになります。で、詳しい人が、ゾフルーザを使用することはないと思います。
予防投与は、適当にそのへんの人に飲ませるのではなく、インフルの暴露歴がありそうな人で、まだ発症していない人に使用したいのです。なので、その辺の開業医が予防投与として処方するのは極めておかしいです。
そういうわけで、ゾフルーザの適応が広がったようにみえますが、これで塩野義製薬の売り上げがあがることはありません。
株ガチ勢の人でもそこまではわからないか、とも思います。医学の現場知っているのも少しは役にたちますね。
まあ、あと、今年インフルのアウトブレイクとか起きないかもしれません。
本当に今年まだ一例もみてないです。検査してないからかもしれませんがマジでみてません。ワクチンもたくさん打ってくれてますしね。
これからもこんな塩野義とかいう会社より、カタカナの今っぽい社名の銘柄に投資していこうと思います。
さよなランゲルハンス細胞!!
結論:カタカナの銘柄は全部IT企業なので全部儲かる
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